
高知県東部の山の奥のそのまた奥にある馬路村。人口約1,000人の小さな村で、馬路村のゆずは作られている。そのゆずは今から800年前、平家の落人が馬路村へ種を持ち込み、家の庭先で育てたり、村の山に自生をしていたのがはじまりだという。
本格的に栽培がはじまったのは、昭和38年頃。それまで林業を主体としていた村が、林業の衰退により新しい産業を模索していたときに辿り着いたのが800年前にこの村に持ち込まれた「ゆず」だったという。
しかし森林率96%の馬路村では、基本的に農業をするまとまった平地がなかった。そこで山の斜面に段々畑をつくりゆずを植え、今では190戸の農家で生産している。また、化学系農薬や化学系肥料を使わず、除草剤も使用しない有機農法へ取り組んでいる。有機農法は、手間と苦労が多いが、自分の子どもや孫に安心して食べさせる事ができるものをという思いで取り組んでいる。
年一作なので、どの作業も手を抜けない。ゆずの収穫が終わると一歳、年をとる。年が明けると、また一年のゆず作りがはじまるかと思うと、わくわくする、と村民一同はゆず作りに思いを込めて取り組んでいる。
おいしさ宣言!
馬路村農業協同組合 長野氏
ゆずの収穫時には、それぞれの農家が採れたてのゆずを村の搾汁工場へ直接持っていきます。持ってくるゆずは形はごつごつと不格好ですが、味と香りは抜群に”えいっ”と自信を持っています。
高知県東部の小さな山奥の村から“えい”ゆずの香りと村の風をお届けします!
ここで味わえる!
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《くいもの屋わん》
馬路村ゆず・
はちみつサワー480円(税抜)
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《炉端情緒かっこ》
馬路村のユズハチミツサワー
440円(税抜)
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《千の庭》
馬路村産ゆず100% 小左衛門純米ゆず酒
380円(税抜)