創業文化12年(1815年)。厳選された原料と創意工夫に満ちた酒造りの思想で個性豊かな酒を生み出している妙高酒造。 越後富士と呼ばれる標高2,454mの妙高山を望む、詩情豊かな頸城平野の風土の中で酒造りをしている。特に酒造りの要である『米』『水』『杜氏』の三要素に特にこだわりを持っているという。
『米』 越淡麗・五百万石・等の酒造好適米を中心に上質な新潟県産米を主に使用。『水』 マイルドな超軟水の妙高山の伏流水を使用、妙高酒造でつくられる酒の特徴である、口に含んだときのほのかな甘味はここから生まれる。
そして『杜氏』 地元頸城の越後杜氏、「にいがたの名工」「全技連マイスター」両認定を受けた新潟で初の杜氏である平田正行。一級技能士の国家試験に合格した後、38歳の若さで妙高酒造の杜氏となり以後、蔵を数々の受賞へと導いている。
さらに三要素に加え、酵母は『自社活性培養酵母』を用いて、うまみのある飽きのこない酒を生み出しているのだという。
酒造りは、麹菌、酵母菌等の目に見えない生き物の力と、米と水全て自然の物を用いて醸される。長年のデータの蓄積も大事だが、毎年収穫される米の質、酒造時期の気温湿度などで違ってくる。目指す酒質の設計をしっかりとし、その設計にあった米、麹菌、酵母菌等を選択。自然の営みに五感を澄まし、それらを使いこなしてやっと理想のお酒に近づける事ができるのだという。
酒造りは、美術品等と違い作品が残る訳ではない、理想に近い酒が出来たとしても、また来年は条件にあわせて一から造らなくてはなならない。何年携わっていても毎年一年生みたいなもの、しかしそれが大変な事でも有り、楽しい事でもある・・・・・。
新潟の風土と杜氏の技。それに常に良質な酒造りに挑戦する姿勢が、多くの人を惹き付けるのであろう。
おいしさ宣言!
妙高酒造株式会社 長尾氏
すべてのお酒に気品が無ければならない、それがロマンを語る第一歩です。
香味のバランスを如何にとるか。総合的な品質設計が重要で、吟醸酒といえども、食事と共に飲まれてこそ初めてお酒の役割を果たします。一般的に巷でよく言う新潟酒の特徴である『淡麗辛口』よりも米本来の旨味(微かな甘味)の感じられるお酒を目指していますが、決してしつこく無く後味スッキリが妙高酒造の特徴です。
ここで飲めます!
-
くいもの屋わん/炉ばた情緒かっこ/千の庭/はっぴ/わん九州自慢/越たんたん/CERTO!/LOGICなんば・本町(シャトー妙高のみ)